ガラスペンにもてあそばれる

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インク沼にはまった人に必須とも言えるのが、ガラスペン。
でも、すぐ割っちゃう、という今回のお話。

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沼人のガラスペン事情

インクの沼が深かければ深いほど、たぶん、数多くインクを所有していることでしょう。そのすべてを万年筆に装着するのは、なかなか厳しい。

ということで活躍するのが、いわゆる、つけペンです。

つけペンの、ペン先部分がガラスでできているので、ガラスペンと言います。金属のペン先とガラスの違いは、書き味、でしょうか。あとは見た目がそもそもかっこいい。…とか?

とにかくそんなことで、私もガラスペンを所有しています。

すぐ割ります

ガラスなんで、とにかく取扱は慎重にしなくてはいけません。

でも…割れるんですよね。ほんの一瞬の油断で。手で触るとざらっとする程度なんだけど、もう致命的です。

もう、あの、あ…っていう、割った感覚のショックたるや…。

2万円近くしたガラスペンを割って修理から戻ってきてほどなく、再び割ったときにはもう…その子は封印しようと思いました。

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結局、研ぎ直ししていただいたので、ガラスペンとしては生きていますが、細字がすべての私にしてみると…使う機会がほぼなくなりました。

もっとリーズナブルなガラスペンを、わざわざ横浜まで出向いて購入したときも、結局1週間もたなかった気がします…

1週間もたなかったペンの、割れたペン先の様子

軸だけ活かすべく、折りました

その後、どうしてもあきらめきれなかった私は、Instagram界隈ではとくにみたことのないメルカリの人から、ペン先を交換できるガラスペンセットを購入。

セットのペン軸があまり好みではなかったので、横浜のガラスペンのペン先をポキっと折ることにしました。

反対側に、ペン先をねじ込んでみると…いけそう?いや、緩い…。

ペン先を購入したメルカリさんをなんとなく眺めていたら、「もめん糸を巻きつけるとゆるみが解消できる」と書かれていたので、試してみました。

ばっちりでした。

もともとのペン軸でも、ちょっとあわなかったペン先が、これで解消。

感動のあまり、写真を撮りまくったのでした。

余談

初めて「ガラスペン」という響きを耳にしたのは、テレビで藤原紀香さんが紹介していたからでした。私の記憶の中では、「日本人しか作れない職人技なんだ」というお話で。もともとガラス製品が大好きだった私は、いつか必ず手に入れようと決めました。

今では、中国やヨーロッパで作られたものもあるのを知っています。(おそらく当時からあって、私の記憶違いだろうと思います)安価で手に入るので気にはなるのですが、今回もてあそばれたことも含めて、個体差が激しいのは否めません。

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日本で生まれた、という話だったのかもしれません…自信ないけど。

出会えたはずの究極の1本を割ってしまったので、余計あの書き味を求めてやみません。

いつか、片っぱしから全部試し書きできる環境で、じっくり選べる日がくることを願っています。

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最初の1本は、書いてるだけで鳥肌が立つほど、うっとりする書き味だったんですよ。

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