こちらの記事で、新しく買ったレッドキュリダスの初期不良を発見した話をしました。その続きのお話です。
なぜ、プラチナ駐在員さんのお店へ持ち込んだのか
送料が無駄にかかる問題
この赤いキュリダス、楽天市場でちょっとだけ安く買っていたのですが、店舗が北海道にありました。文具店でもありませんでした。
品揃えから推察するに、ギフト関連のセレクトショプのようです。
仮に、この楽天のお店に事情を話すとなると、神奈川から北海道、北海道からプラチナ本社(想像では東京)、修理後にプラチナ本社から北海道、北海道から神奈川、と無駄な送料がかかるのが明らかです。
北海道のお店に何も非はないから、もしかしたらプラチナへ着払いなのかもしれないけど、それはそれでプラチナさんがすごく負担を強いられます。
駐在員さんのいる店舗は東京なので、北海道とやりとりするよりは安いはず、と考えました。
明らかに初期不良だと思いましたが、キュリダスとしては逆風の中で生産された個体だと考えました(初期ロットではないだろうと)。とするならば、ものすごく慎重に生産していたはずです。それでも出てしまった不具合なんだと思うと、正規ルートではないにしても、送料を考慮することくらいしか、私にできる負担軽減は思いつきませんでした。
文具店じゃないお店の対応の予測がつかない
伊東屋さんほどではないとしても、万年筆を扱う文具店であれば、「同志」みたいな感覚で、対応してくれそうだなと思いましたが、いかんせん、専門店ではありません。
とすると、北海道のお店側が、プラチナ万年筆さんと、どういう風にやりとりするかが、想像できませんでした。
私が説明した不具合が、どんなふうにプラチナさんに届くのか、言ってしまえば、信用できなかったんです。
専門家に実物を見て、事象を理解してもらいたかった
最寄りでプラチナの駐在員さんがいるのは、伊東屋。当時はまだ、伊東屋がキュリダスの販売を停止しているタイミングでした。
店舗に置いてない商品である以上、私の手元にある他の個体と比べて再現して見せないと、伝わらないと思いました。購入から1ヶ月以上経過していたのもあって、どうしても初期不良と認めてもらうべく、説得したかったのもあります。
実際に見てもらったところ…
初期不良が多い製品であったことは間違いないようでしたが、今回の事象がよくあるものなのかはわかりませんでした。うかつなことは言えない決まりもたぶんあるのでしょう。初期不良として対応できるかどうか(無料の範囲かどうか)はわからないという話でした。
あれこれ話をさせてもらいましたが、不具合の出やすい構造で社内でも賛否あったような印象を受けました。
回収後の連絡で、新品交換による対応だけど、在庫がないので時間がほしいといわれ、快諾しました。
「いやそれ、私のだから」って思わず言ってしまった
修理完了とか、店舗到着とか、細かな連絡は遠慮して、最寄り店舗への到着時のみでお願いしました。話をしに行った店舗は自宅から少し離れていたので、引き取りは最寄りのお店にお願いしていたんです。
修理完了の連絡もらっても、受け取れるわけじゃないし…。
修理に出した流れを知らない店舗での引き取りだったので、「新品交換」とあるキュリダスの中にコンバーターが刺さっているの見た店員さんが、「コンバーター差し上げます」って言ってくれたんだけど…。
いやそれ、私のです、って思わず返してしまいました。(こういう時に黙っていられるスマートな人に憧れる…)
コンバーターはつけたまま修理に出すのが一般的、じゃないのか? 3回ともそうだったよ。
結局、購入したキュリダスは3本とも、新品交換することになってしまいました。
次にもし買うなら緑軸だけど…それも交換になったらいやだな…
販売再開がすごく嬉しい
つい先日、伊東屋さんで、キュリダスを見かけました。なんだか嬉しい。販売が中止されていた頃は、このまま終了してしまうんじゃないかと、それはそれは心配していたので、一安心です。
次はぜひ、富士旬景(ふじしゅんけい)シリーズ「紫雲」みたいな、紫軸をだしてください!
あるいは、黄色〜オレンジ系の色!
新しい色の展開を、心から、心から、期待しています!