漫画ならなんだって好き、と思っていたのですが、実際は違いました、というお話。
まんがが大好きな私は、ダメ
小学生で少女マンガを読み始めた私は、中学生でお小遣いのすべてをつぎ込んでコミックスを収集していました。
当時、まだオタクがこんなにも市民権を得ていなかったので、そういう目で見られることへの恐怖を感じていた私は、高校生に上がるのを機に9割を手放しました。
それはもう、断腸の思いでした。
ところが、大学生に出会った友人は、現役でマーガレットや週刊ジャンプを購入し続けていたのです。
大人がマンガを読んでもいいんだ!という、それはそれは目の覚める思いがしました。
あれ?私は手放したのに今でも読んでていいなんて…
それでも、羞恥が先に立ってしまって中学生のときのように、ふたたびマンガに夢中になることはしませんでした。
マンガに回す資金がなかった…ともいう…
スマホのアプリによって知る
それから20年近くが過ぎて、アプリで好きなだけ読める時代がやってきました。
当時自分で決めたこととはいえ、読みたくても読めない状態にあったので、「まんがならなんでも好きだし、読みたい」と思っていたんです。
アプリで提供されるマンガには限りがありますが、ジャンルは幅広く、しばらくは楽しめました。
このアプリをきっかけに、電子書籍で全巻大人買いした作品もありますし、新しい世界が広がりました。
でも、手当たり次第に読んでいたら、ふと、気づいたことがありました。
この作品、面白くない。。。
もともと、それほど少年マンガは好きじゃなかったので、このジャンルは除いたとしても、ずっと恋い焦がれてきた少女マンガのジャンルに、面白くないものがあるなんて!そんなばかな!
感情移入できるかどうかがすべて
まんがって、小説と違って映像が目の前に提示されている分、想像力を必要としないと私は思っています。
そのため、あまり考える必要がないので、好き嫌いは、感情移入できるかどうかがすべて、だと思うのです。
女性は女性に対してが一番手厳しい、なんて話もある、たぶんそれと同じなんですね。
つまり、感情移入できない登場人物のマンガは面白くない!
恋愛ストーリーなんて、おおよそ筋が決まっているので、みんな同じだと思っていたのですが、とんでもない話でした。
むしろ好きじゃないと感じる作品の方が多いくらいです。
ああ、私ってば、こんなことろでも、こんなに強く好き嫌いが発揮されるのか…
面白い面白くないってこんなに色々あるものなんだな〜と改めて感じました。
だからこそ、長く連載の続く作家さんは、すごいってことが改めてわかりました。
なんかもう、そこらへんはシビアというか、露骨というか。。。
BL作品なんかは、1巻完結が主流で、続刊されてると、人気なんだなぁって目安になって、読んでみるとやっぱり面白いんですよね。