RICOH GRIII の後継機として、Nikon ミラーレスを考えている途中経過②

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今回は、実機を見てきて、変化したこと、定まったことをまとめたお話。

実機を見る前に考えていたことはこちら

目次

レンズはほぼ決まった

NIKKOR Z DX 24mm F1.7」にする。

とにかく明るい、というのもひとつだけれど、いろんな人がレビューで「寄れる」と言ってたのを、実機で確認できた。マクロ撮影が好きな私としては、ここまで寄れるならまずまず合格。

「GR III」が6cmまで寄れたのと比べると、「NIKKOR Z DX 24mm F1.7」の18cmは一見全然寄れてないけど、前回も書いたように、そのあたりはクローズアップレンズで賄ってもいいだろう。

マクロ好きとはいえ、植物園でも行かない限り、もっと寄りたい!とやきもきする機会もないしな…。

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好きなだけで、機会を作らないのが、「趣味・カメラ」というほどじゃない証明みたいよね…ワタシ。

レンズキットとしてラインナップされているレンズ(NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR)がとても優秀でマストバイだ、とそれはそれはあちこちのレビューやレポートで目にしてきた。けれど、どうあっても、明るくないのはいやだ。ボケを楽しまなくて何がカメラだ、って思っている分、今までまったく使っていなかったズームレンズは、やっぱりどう考えても、本当に使わなそう。

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物撮りの場合、ほとんどF8以上に絞って撮影してるから、そういう意味では明るさなんて、逆に必要ないのでは?って気もあるにはある…。

思っていたよりピンとこなかった「Z fc」

D5100からの乗り換えと考えれば、GR IIIの比ではないにせよ、見た目の印象よりもずっと軽かった。これくらいならお散歩カメラとしても十分だろう。外観のFM2感も懐かしい。誰かがブログで書いていた、露出リングはとても使いやすそう。

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「GR III」のときは、露出で調整してこなかったけど。

でも…、ピンとこない。なぜ?

一番残念だったのは、絞り値がダイヤルじゃなかったこと。ダイヤルはISOとシャッターがメイン。絞り値は小さな窓に表示されるだけ。…がっかりはしたんだけど、よくよく考えてみたら、クラシックカメラ使っていたときも、絞りはカメラ本体についてるはずないよね、レンズに依存するんだから。

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恥ずかしい…

なんだかすごく、マニュアルカメラ感あるけど、使いやすいか?って言われると微妙。カメラ操ってる感で持ち出して楽しくなるか?って考えても微妙。

たぶん…、私はもうすでにそこを通過しちゃったんだ。カメラ操ってる感をリアルマニュアル機で苦戦して、苦戦して苦戦して、それでもわかりきれないまま現在のGR IIIにたどり着いている身として、ふたたびあの不便さにわくわくしない。実機をみてはじめて、それを理解した。

フルマニュアルのフィルムカメラをメインにしていた当時、ダイヤルをくるくるしながら設定することは、別に楽しいことでもなんでもなかった。むしろ、勉強しても勉強しても、全然理解できなくて、とても苦しかった。

あの頃、枚数など気にせずバンバン撮れていたら違っていたかもしれない。撮影を目的とした遠出をする行動力と資金がなかった。現像からあがってきた写真を眺めながら、その後どうしたものか悩ましかった。どう撮れているかわからない博打を、がんばって楽しんではいたけれど、結局敗北してデジカメへ移行したようなものだったかもしれない。

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デジカメに移行してからも、バックモニターで時々見返すくらいで、どんどんと整理されないまま増えていくだけの写真たちと、どう向き合っていいのか、実は今でもわからない。のは内緒の話。

まったく対象外だったのに気になったのは「Z30」

あれ?こっちでもいいんじゃないのか?と惹かれたのは、その小ささだ。

同じミラーレスだからな、と横に置いてあった「Nikon Z30」を手に取ったのは、お導きか偶然か。

ファインダー部分がないことでとてもスッキリしている。形だけで考えたら、GR IIIとよく似ているではないか。デジカメでは今まで一度もZ fcみたいなリングで設定していない身に、この背面はD5100やGR IIIで見慣れた仕様じゃないか。久しくNikonからは離れているので、実際の操作には慣れが必要だろうけれど、違和感はない。

グッと握れる存在感のあるグリップが、大きいのが玉にキズだが、とても握りやすい…。

望んでいるのは 描画力がNikonなGRなのかも?

GR IIIから乗り換えたい理由は、描画力の一点のみ。あれ、「Z30」でいいのでは?

OLYMPUS PENのミラーレスがあまりにもあまりにもかっこよくて、それでも選択しなかった理由は、ファインダーの有無だった。ことを思い出した。ファインダーをのぞいて撮影することこそカメラ好きの証みたいな感覚が、フィルムカメラかぶれの当時の私にはあった。背面で画像を確認しながら撮影するなんて邪道だろう? と。

だからリコー機に乗り換えるときは、迷った。でもすでにスマホでその経験を重ねていたことで、ある意味あきらめがついたとも言える。ファインダーをのぞく撮影スタイルは、本格的にカメラが好きな人に見えるけど、それゆえに仰々しくも感じる。D5100を持ち歩いていた時の私は、大きいカメラが恥ずかしくて、外出先のテーブルフォトなんてほとんど撮れなかった。

スマホと変わらないGR IIIの小ささに、実は救われていたのか…。そんなに意識していた記憶はないけれど、好きな時に好きなように、ささっと撮影できそうな感じも、リコー機に移行した理由だったかもしれない。

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改めて「GR III」って素晴らしいな。

ただ存在感でいえば、Z30はやはり、GR IIIより大きく目立ちそうだ。

価格をチェック

候補にあがったのだから、ひとまず価格はチェックしてみよう。

  • Z30 ボディのみ ¥88,110(税込)
  • NIKKOR Z DX 24mm F1.7¥33,300(税込)
  • 合計  ¥121,410 (税込)

手が届きやすい…。いいじゃないか…。

  • Z30 ボディのみ ¥88,110(税込)
  • NIKKOR Z DX 24mm F1.7¥33,300(税込)
  • マウントアダプター FTZ II¥29,700(税込)
  • 合計  ¥151,110 (税込)

これなら、マントアダプターを購入して、「AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G」を活かすスタイルもいいのでは?という気がしてくる。

Z30はお取り寄せらしく、すぐ買えるレンズキットで検討

  • Nikon (ニコン) Z30 12-28 PZ VR レンズキット ¥128,700(税込)
  • NIKKOR Z DX 24mm F1.7¥33,300(税込)
  • 合計  ¥162,000 (税込)
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物撮りに使うことだけ考えたら、この広角ズームレンズ、いいなぁ…。

組み合わせのあれこれを考えていたら、せっかくミラーレス一眼を買うんだから、レンズ交換を楽しまなくてどうするだ!という声が聞こえてくる…。

  • Nikon (ニコン) Z30 12-28 PZ VR レンズキット ¥128,700(税込)
  • マウントアダプター FTZ II ¥29,700(税込)
  • 合計  ¥158,400 (税込)

あれ、「Micro NIKKOR 40mm F2.8」をメインとして温存するこれもありじゃない?

フィルター径が67mmなのがイタイ。手持ちはみんな52mmだから。

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ステップダウンリングってどうなんですか?

決めきれないままふたたび、まとめ

候補を考えれば考えるほど、迷いまくる…どうしよう。安い買い物じゃないし、仕方ない。

続きの思考はこちらから

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