どうしてうまくいかないのだろう…と、文通村で私が苦労したことを3つあげてみます。

3年やっても、今振り返ってみても、解決策には辿り着けず…
手紙をもらえない
プロフィールを何度変更したかわかりません。【お手紙募集中】と書いたこともありました。自分が書きたいと思った相手のプロフィールを真似たこともありました。でもお手紙をいただけたことは、3年で10通なかった気がします。
自分から積極的に出さなくてもほとんど手紙をいただいてやりとりがスタートすると話してくれた人もいました。もちろん私もその方のプロフィールを読んで手紙を出したわけですが。
どうして…何が違うのか…
たとえば「漫画」とあっても、ジャンルが違えば話が合わないので、具体的な作品を書いたりしましたが、そうではない人が多いので、あまり具体的なことを書かないようにしてみたり。書いても書かなくても、ダメなものはだめでした。
プロフィールが変更されると、村人検索に新着として上位表示される仕組みがありますが、それを利用してしょっちゅうプロフィール変更をする人が「悪質」と思われている風潮があったので(事務局のお知らせで見たのか…なんだったか…)、途中からは変更しても上位表示しないにチェックしていました。



「新規受付中止中」マークのある人がうらやましかったな…
で、こちらの記事で書いたように、途中からは「自分から出すもの」と認識を変えました。だってもう、どうしていいかわからないんですもの。まぁ、私、フツーじゃないしな…ってあきらめるほかありませんでした。
自分と合う相手が見つけられない
誰に手紙を出すかを判断する方法は2つで、新規入会者紹介のページと村人検索です。新規入会者ページよりは、村人検索を利用していました。
40代ですから、さすがに10代20代は厳しかろうと、30代も含め、年下の方に自分からは出しませんでした。



お手紙をいただいたことはあります。
検索は基本、40代に絞って、プロフィール内容を読みました。私がとにかく運動をしないタイプだったので、マラソンやヨガ、登山、アウトドアなど、体を動かすのが好きな方にも出しませんでした。お金がかけられなかったので、便箋集めが好きな方にも出しませんでした。
万年筆とか、SnowManとか、好きなものが共通している方に手紙を出してみても、「私も好きです〜」くらいでどう盛り上がっていいのか…。好きなものなら会話になるはずと思いきや、全然やりとりが続かなかったです。もう全然。
好きなもののはずなのに、それについて案外語れない自分には驚きました。
例えば「読書」。やりとりしてみると「ホラー」が好きな方も多く、私は逆にNGなので読書からは話を広げられず…。今こんなのを読んでいます、と送ると「むずかしそう」の一言だけだったり。
例えば「映画」。家でDVDを見るスタイルの方だったり、好きだけど観にいく機会が少ない方だったり、これが楽しかったと伝えても、いまいち盛り上がらず…。おすすめ映画の趣味が合わなかったり…。
唯一楽しく会話できたかなって思ったのは、「BL好き」と書いている方とおすすめしあったことですかねぇ。



Dom/Subユニバースが私にもたらされたのは、文通村のおかげです。
結局、やり取りが長く続く人って、好きなこととかを語り終わった後に見えてくる、双方の「素」にかかってるのかなぁ…って気がします。
私からやりとりを始めたにも関わらず、こちらからやりとりを辞退させていただいた方も多かったです。どうやったらプロフィールから自分に合う人を発見できるのか、全然わかりませんでした。



こちらにも書いた通り、わかっていたら続けていたでしょうし…。
この人との文通を続けるべきか、否か
最初にこの壁にぶち当たったのは、はじめて自分から手紙を書いた相手でした。暖簾に腕押し、糠に釘の如く、何を書いてもやりとりにならない人でした。「私なんて」という方と、私に質問をしない方と…。
もう辞めたい…と決断するにも時間がかかりました。その決意表明をどうするかは、毎回悩みました。
文通村に集まる人の場合、自然消滅の方が受け入れやすそうだなぁとのちのち感じるようになりましたが、私自身は、できれば「終わり」のしるしがほしかった。自然消滅を選択したことも1度ありましたが居心地の悪さが残ったのもあって、基本的には、私自身の気持ちを優先させ、「これで最後にします」と宣言することを選びました。
一瞬、報復の怖さを考えたこともありましたが、そもそも危険がありません。リアルの私を相手は知りませんので、文通村外での実害は生じようがありません。文通村内で起こりうるトラブルは、なんかしら手紙が届くか、事務局に何かを報告されることくらいです。大したことはないと判断しました。
お断りの手紙を受け取ったこともあります。でも9割は自然消滅でした。自然消滅したと思っていたら、会報の退会予定を見て半年ぶりくらいに最後の手紙をくれた方もいまして、これはさすがに驚きました。(タイミング的に返信が書けなかったので、残念でした。)
お断りの内容として、「私の力不足で申し訳ありませんが、これを最後の手紙とさせてください」をベースにアレンジしていました。
文通村をやめるわけではないタイミングでお断りするとき、「やめるから」「忙しくて」は使えません。だって、その後も在籍し続けるわけですから、明らかに嘘とわかる言い訳を受け取るのは、気分がよくないですよね。私の都合でやりとりを辞退したいという、因果関係がブレないようには気を配りました。
お相手を傷つけているだろうことも考えましたが、万人と仲良くできるほどできた人ではありません。割り切ろうとは思っても、そう簡単ではありませんでした。
まとめ
文通村は楽しいです。楽しいですが、楽しいだけというわけにはいかないかもしれません。理由はそれぞれでしょうけれど、嫌な思いをしないでできる人の方が少ないだろうと思います。
私には私なりの苦労がありました。ゆえの「文通村経験者がこれだけは伝えたい5つのこと」です。参考にしていただけましたらうれしいです。
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