このブログに記録用として記載する内容は、あくまでも私個人の経験です。参考になる部分もいくつかはあるかもしれませんが、気がかりなことはかかりつけの病院でご確認ください。あなたと私は違います。
診断日の3日後に行ったMRI検査について振り返ります。
事前準備
造影剤を使うリスクが記された用紙を確認し、使用同意書にサインします。問診票では、30分じっとしていられるか、閉所恐怖症はないか、などの確認がありました。
不妊治療のときに卵管造影を行っているので、造影剤の使用に問題はない、はず。のたうち回りたいくらいの生理痛みたいな痛みがあった記憶はありますが、あれは卵管を通ってるからなのでしょう。
金属や金属成分を含むものを身につけてこないように書かれています。ジェルネイルや化粧品のラメ、ヒートテック的なものとか、結構気遣う面が多かったです。私には該当する部分がメガネくらいなので問題ありませんでした。
検査時間の4時間前から、食事をストップします。予約は11時なので7時以降は禁止となります。ねじ込まれた予約のため、隙あればってことで実際の検査時間は読めません。かなり待ちますとの話もあったので、前日の夕飯以降だとちょっと…と思った私は、6時半に1度起きて朝食を食べることにしました。
お腹空くだろうな…と思って、事前にペットボトルの水を用意して持参しました。

実際は、検査が終わってから飲んでました。
検査の前
外来の再診受付後、検査室のある地下へ。
長丁場を覚悟して、最初から本を読んでいたので、スマホが圏外になっているとは気づきませんでした。



終わってから気づきました。
こういうときは、知識系ではなく、面白さで集中させてくれる小説の方が気が紛れるので、積読本の中から、加藤シゲアキさんの『オルタネート』を持っていきました。



加藤さんの本はデビュー作から読んでいて、一番好きなのは『できることならスティードで』です。
半分くらい読めるかなと思っていたら、1/4くらいで呼ばれて、想像よりも全然早くて、担当の方に感謝しました。
検査の準備
事前の問診票を再度ひとつずつ、口頭で確認されて、検査着に着替えます。



看護師さん、技師さんには頭が下がります。
ブラトップもレギンスも一応気をつけていましたが、結局はショーツ以外、靴下も含めて全部脱ぐことに。着替え終わったら検査室の前に座って待っているよう言われたのですが…靴はどうしたらいいのか…がわからず、オロオロ。
さすがにさっき土足でいたところへ裸足で出ていくことにはならないだろうし、注意されたら脱げばいいかと靴を履いてでたら、それで正解でしたが、一言ほしかった…。
検査着は別で用意されているようなイメージが勝手にありましたが、こちらではレンタルのパジャマを利用してました(写真で見た柄と同じだったので)。なんか、その手があるのかって思いました。
金属探知機で全体を検査されたら、検査室へ入りました。
検査
私の検査箇所は、骨盤周り。
お腹の辺りをベルトで固定され、ヘッドホンをつけられ、とにかく動かないように指導されます。検査技師さんたちは、もう言い慣れ過ぎているので、すらすら〜と早口で抑揚なく話す上にヘッドホンしてるので、ちょっと何言ってるか理解が追いつかなかった…。
呼吸の動きも影響するので、深くは吸わない。早くは吸わない。お腹で吸わない。あんまり吸わない。胸でする。これが結構難しかったです。意識すればするだけお腹で呼吸しているような気もするし、浅くを心がける分早くなっちゃってる気がしてました。
造影剤をいれる前後の、2回に分けて撮影が行われました。
私はずっと目を閉じていました。なんとなく寝落ちしないように呼吸のことばかり考えていました。
途中で、「大きく吸って、吐いて、止めてください」が数回あります。でもどのくらい止めているのかがわからなくて3回目くらいの時に息止めが突然苦しくなって、危なかったです。
造影剤を入れるためにうたれた注射針の痛いこと痛いこと。採血の針とは違うんでしょうか?
「これからまた、20秒くらいの息どめが続きます」と声をかけられ、再び機械の中へ。「これから造影剤が入ります」と言われましたが、肉体的な感覚は特になく検査を終えました。今度は20秒とわかっていたので、ゆっくり数を数えていたら、びっくりするほど楽に耐えられました。
サポートしてもらいながらゆっくり起き上がって、更衣室へ。着替えが終われば会計です。8000円くらいでした。12:40くらいに病院を出られたので、想像よりはるかに早く終わっていました。



14時くらいになるのを覚悟してました。
この日の雑感
原因不明のひざの痛みと、四十肩みたいな痛みが肩にあるのとで、体を固定されるときの角度によって痛みが走るのがちょっとしんどかったです。腕は上に上げていないといけないのですが、あ、あがらない…みたいな。ちょうどよい角度を見つけて、なんとかしのぎました。
家に帰る道のりは、結構ふらふらしていました。すごい病人みたいな感じがしてました。
造影剤が体に入ったから、って勝手に思っていましたが、大きな音にさらされていたし、ずっと体を固定していたし、まぁ、疲れていても不思議はなかったと思います。
病院からの指導はなかったけど、ネットで「造影剤を速やかに体外へ排出するために、水分をたくさんとるといい」とあったので、いつもよりぐびぐび飲みました。
以前、頭部MRIを受けたことがあって、その時よりも今回の方が大変だった感じがあります。造影剤もありましたし、単純に長かったのかもしれませんが。
ひとつ、終わってよかった。