日頃の不摂生や運動不足が祟ったのか、退院後、1ヶ月近くが経ってなお、体力が戻らずブログの続きを書く気力がもてませんでした。が、これから少しずつ振り返って続きを書いていこうと思います。
このブログに記録用として記載する内容は、あくまでも私個人の経験です。気がかりなことはかかりつけの病院でご確認ください。参考程度にとどめてください、微力ですみません。
子宮内膜異型増殖症ではなくなりました
『47歳、子宮内膜異型増殖症』というタイトルで経過を綴り始めたこのシリーズ。退院後初の外来で、最終的に「子宮体癌1A期」という診断になりました。一般的な体がん検査や、掻爬手術による病理検査では、一度もがん細胞は指摘されなかったので、今回の手術を「予防的措置」だと思っていたのですが…。
手術前に、「今のところ子宮内膜異型増殖症で、術後の検査結果次第では体がんになる可能性もあるあけど、おそらく〈1A期〉、臓器を摘出すれば、治療は終わる(=抗がん剤治療などはしない)」という説明だったことを思い出しました。
婦人科系のがんは、と言っていいのかわかりませんが、少なくとも子宮や卵巣(たぶん卵管も)のがんは、手術をして摘出した臓器をスライスして検査してみないことには、がんに罹患しているのかどうかの判断はできないのだそうです。
私自身、クリニックでの体がん検査や、掻爬手術による病理検査では、あくまでも「偽陽性」であって癌ではないと言われていましたが、まさかの子宮にがんが見つかるという結果になりました。

12mm…って大きいの?小さいの?
卵管卵巣には問題なかったそうですが、子宮にがんがあった以上、卵巣はとっておけてよかった、という診断でした。
がんが見つかってしまったので、今後5年間は経過観察が必要になり、しばらくは3ヶ月ごとの診察です。



卵巣が残っていたら、この経過観察も緊張感の残る5年になっていそうで、結果オーライなんでしょう…。
退院後初外来で許可が出たこととまだ注意すること
入院中からシャワーのみでしたが、ようやくお風呂は解禁になりました。
どこが痛んでいるのかすらわからないのですが、時々お腹に痛みもあります。



歩いてて「イテテテ」みたいな。
が、多少するのは大丈夫そうで、これはやばい痛みというのも明確なものはなさそうでした。自分でやばいと感じるようなことがあれば連絡を、というふわっとした回答でした。
表面の傷口は3日で、お腹の中も1週間くらいで塞がっているんだそうです。
アームが入っていた傷口の保護テープをようやく外したので、かゆみと皮膚のひきつれる感じがなやましく、ひとまず害のなさそうな手元のニベアを塗りたくっています。
膣口を縫っている糸は溶けるけど丈夫なタイプで、3ヶ月くらいで溶け始めるらしく、重いものをもつような腹圧のかかる動作と、性生活は次の診察まで控えるようにとのことでした。
参考になった体がんの詳しい解説のサイト



手術前に見ておきたかった…
ホルモン補充療法は最後の手段
ネット上で、50歳未満で卵巣を摘出した場合は、早期にホルモン補充療法を行う方がいい、という記事を読んでしまっていた私。
確かに、更年期っぽい症状がどのくらい重症かってことと、女性ホルモンがほぼなくなることによる「心疾患、脂質異常症、骨粗鬆症」などの発生率は比例しないよなぁ…と勝手に考えてしまって。
予防的にも受けた方がいいのではないか…と話してみたのですが、さすが素人考えは浅く、がん患者に分類される私には、最後の手段的に考えた方がいいと訂正されました。
私の場合は、すでに子宮体がんを発症しているので、ホルモン補充療法は慎重な判断が求められるのだそう。ホルモン補充療法のリスクのひとつに、乳がんの罹患率を高めるとよく書かれていますが、これって、「乳がん」に限って高めるわけではなくて、「女性ホルモンに起因するがんの罹患率を高める」ってことなのかなと思いました。
子宮卵管卵巣を摘出しているからといって、今体内にがん細胞がないとは言い切れないわけで。それゆえの経過観察5年間ですしね。



なんか、本当に色々甘く見ていたなぁ…。
命の母からスタートしてみる
卵巣を摘出したことによる「卵巣欠落症状」として、はっきりとわかるのは、発汗と1日の体温の乱高下、肩こり、足の冷え、頭痛、でしょうか。
発汗に関しては、思い起こすと去年の夏もこんなふうにだらだら垂れてたなぁ…と思い当たる節もあります。血液検査では女性ホルモン値は更年期を示していなかったけど、なんとなく始まっていたのかもしれません。でも突然じわじわと全身に汗が吹き出してくる感じはなかったかな。
ホルモン補充療法は最終手段として、まずは民間的なエクオールの接種とか、漢方の処方も提案はされましたが、命の母から試してみることにしました。



エクオールは種類が色々あって、どう選んでいいのか悩ましいです。
漢方って、本当にばっちりはめてもらえないと改善しない気がするんですよね…。今までに何回か処方されたこともありますが、どうにも。命の母は、更年期に有名な3つの漢方の一部が少しずつ混ざってる感じなので、なんか良さそうと思って。
エクオールについては、豆乳ヨーグルトにきなこをかけるという手法から始めてみたいです。骨粗鬆症予防のカルシウムや、腹圧回避のための腸活の意味も込めて。できるだけ、サプリではなく普通の食べ物から試してみたいです。
今一番困っていること
更年期的症状なのか自分では判断できないのですが、一番困っているのは、寝つきが悪いのと眠りが浅いことです。とにかく寝不足です。トイレに行きたくて起きることもありますが、なんとなくうつらうつらしつつもず〜っと眠れないなぁ…って思っている時間の長いこと長いこと。
今までは、Q&Pヒーリングを飲めば、スコーンと眠れていたのですが、あまり効いてる感じがしません。



ぐっすり眠りたい…。