突然ふって沸いた、もやもやカメラ逡巡を繰り返してきた1、2週間。そうしたらなんと、完璧な理想通りのレンズが発売されることになった!驚きと考察のお話。
持っているレンズとスペックを比べる
公式サイトより一部を抜粋 | NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7 | AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G | NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 |
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型式 焦点距離 最大口径比 レンズ構成 画角 ピント合わせ 最短撮影距離 最大撮影倍率 絞り羽根枚数 絞り方式 最大絞り 最小絞り フィルターサイズ 寸法 質量 | ニコン Z マウント 35mm 1:1.7 7群8枚(ED非球面レンズ1枚) 44°(撮像範囲 APS-Cサイズ/DXフォーマット) マルチフォーカス方式、IF(インターナルフォーカス)方式 0.16m 0.67倍 9枚(円形絞り) 電磁絞り・自動絞り 撮影距離∞:f/1.7 撮影距離0.16m:f/3.2 撮影距離∞:f/16 撮影距離0.16m:f/22 52mm(P=0.75mm) 約70mm(最大径)×72mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) 約220g | ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-S DXマイクロレンズ 40mm 1:2.8 7群9枚 38°50′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) 超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可 0.163m(等倍) 1.00倍 7枚(円形絞り) 自動絞り f/2.8 f/22 52mm(P=0.75mm) 約68.5mm(最大径)×64.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) 約235g | ニコン Z マウント 24mm 1:1.7 8群9枚(非球面レンズ2枚) 61°(撮像範囲 APS-Cサイズ/DXフォーマット) RF(リアフォーカス)方式 0.18m 0.19倍 7枚(円形絞り) 電磁絞り・自動絞り f/1.7 f/11 46mm(P=0.75mm) 約70mm(最大径)×40mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) 約135g |
DXフォーマットだと、この表の数字をいちいち1.5倍しなくてはいけないのが悩ましいですが…
35mmMCの焦点距離は、35mm換算で52.5mm、理想的な標準レンズです。被写体に一番近づいてレンズ先から7cm(撮像面からは16cm)。24mmはレンズ先からだと12cmまで近づける(撮像面からは18cm)。

40mmはそういう書き方がされていないので私には不明です。
最大限大きく撮れる倍率は、0.67倍に×1.5するので、実質1倍=等倍。24mmは0.19倍×1.5倍で0.28倍。最小絞り値24mmがF11なのに対して、35mmMCはF22と倍で、相当絞れるのは、やはりマクロレンズだからなんでしょう。
40mmMCの最大絞り値はF2.8になっているけれど、有効F値的には35mmMCとそう変わらないのかな、という気がします。知らんけど。
52mm径ということで、クローズアップレンズフィルターが、ステップアップリングなして使えるのは地味にうれしい。



マクロレンズにクローズアップレンズつけますよ、もちろん
難をあげるとしたら、でかい?長い?ことでしょうかねぇ。FTZ IIをつけた40mmMCと同じくらいありそうだなぁ〜写真だけみる限りでは。FTZ II分、35mmMCの方が軽そうですね。
買うのかい?買わないのかい?
即決で買い替えできないのはなぜなのかなぁって軽い気持ちで、ChatGPTと話してみたら思ってもないことを言われてしまって、でもそれが妙に説得力があって面白かった。



話した内容はちょっとした手違いで消しちゃって残ってないんですが…
カメラを趣味として手に取ったとき=フルマニュアルのクラシックフィルムカメラを手にした時からずっと、「単焦点の50mm標準レンズ」が自分の軸にあったんですね。
今でも、趣味カメラとして1本のレンズに集約するなら、「明るい単焦点の標準レンズ」でいたい思いがあります。一方で同時に、マクロ撮影も私の中では大きなウエイトを占めている。なので、少なくとも2本のレンズが必要ということになります。
今回発売された、NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7は、Z30をメインにしている私にとって、2本を1本でまかなえる完璧に理想通りのレンズだったわけです。
にもかかわらず、アダプターを買ってまで使い続けてきた40mmMCを手放していいのかとても迷っています。迷いはしているのですが、ここで思い返すのが、COOLPIXの記事にも書いた、ChatGPTのクリフトンストレングスからみた私の傾向です。
なぜ、あなたは「オールドコンデジ」に揺れつつも選ばなかったのか?
回復思考1位→ “過去よりも、今の問題を高精度に解決できるもの”を自然に選びたい
慎重さ3位 →懐かしさで買って失敗するより、リスクの少ない方をとる
信念4位→ 「自分が価値ありと思える“本質”の方」が大事(流行では選ばない)
収集心6位 →スペックや事例を集めると、結局“今の方が最適解”になる
戦略性9位 →未来まで見据えると、長く使えるのは最新の技術原点思考 34位→原点(過去)をわざわざ掘り起こす必要を感じにくい
迷っているとはいっても、マクロレンズとして使う分には申し分なかったけれど、実質60mmの画角がちょっと大きいなぁと思っていたは事実です。購入した当時は50mmと60mmの差に、どのくらい違和感を持つかなん想像もしませんでしたし、そもそもたぶん、違和感にすら気づいていなかった気がします。マクロとしては使えていたので手放す気はなかったけど、日常使いとしては遠のいていました。それはD5100の本体が重かったから、もあるのでしょうけれど、画角の違和感もあったのかも…なんて、買い替えを納得させようとしているだけかもしれませんが。
40mmMCは2011年に発売されたレンズですから、十分に使ったと思ってもいいでしょうか。
購入前にしたいこと
もんもんとしている日々を過ごしていると書いていながら、なにかとてつもなく憧れの気持ちが捨てきれないのが、MACRO APO-ULTRON D35mm F2です。


ハーフマクロであることはちょっとおいておいて、35mmMCとの大きな違いは、マニュアルフォーカスかオートフォーカスか、です。
そう、さきほども書きましたが、趣味カメラの原点であるマニュアルフォーカスをもう一度体験したくなっちゃっているのです。仕事で使う広角よりの24mmレンズはオートフォーカスついてますし、必要があったらそっちを使うことができます。趣味用なのだとしたら、マニュアルで遊んでもいいんじゃない?なんて思ってしまう…。
chatGPTの指摘では「決断に必要な『自分の中のOKライン』が高すぎる」。それを回避するための手段のひとつが、「『最適解=実使用体験』による検証」なんだそう。
ということで、35mmMCへの買い替え=50mmレンズへの回帰も含めて検討するために、スペックがMACRO APO-ULTRON D35mm F2にとっても似ているNOKTON D35mm F1.2をレンタルしてみようかと思っています。
これをすることで、
- 自分にとっての最適解が本当に50mmなのか
- マニュアルフォーカスで遊ぶ、を主軸にしたいのか(40mmMCを手放してでも手に入れたいか)
がわかるでしょう。
レンズの作りで、写りが変わるので、レンズをいくつも揃えている人はたぶん、作品自体の質で選択するのでしょうけれど、なんとなく私にその選び方は難しそうかなぁ…。


Z30で今あるレンズでマニュアルフォーカスを試しているとふと、ああなるほどファインダー欲しいかも、という気がしてきます。Z30まで買い替える気はないので、そう考えるとやっぱり、フォクトレンダー系は難しいのかなぁ。 マニュアルの明るいレンズを使いたいだけなら、もっとうんと安い他の選択肢もありますよね…。



Z50のチルト式画像モニターが使いやすそうで…。でもファインダーのでっぱりがどうしても…。