実は私クローズアップレンズを日常使いしていたのを思い出した、前回の続きです。

なんで、標準マクロレンズがほしくなったんだっけ?
あんまりにも考え込んでいると、もう考えるのをやめようって思っちゃいます。OLYMPUS PENから考えてみたら、一体何をこんなにも悩んでいるんだろう?と。ちょっと整理してみましょう。
- 外に持ち出しやすいのがほしくなった
- 総入れ替えしたいほどの候補がない。→OLYMPUS PENが候補から外れる
- 大きなお金を注ぎ込んでまで、いつ壊れるかもわからない中古本体を買うリスクを背負えない→オールドコンデジが候補から外れる
- やっぱりZ30の手に馴染む感じが好きだ。→これを活かす道を探ろう→Voigtländerが候補に上がる
- メインで撮りたいのはフィギュアとのテーブルフォト
- フィギュアの顔に寄りたいからマクロ機能はほしい
ベースとして、50mm以下の単焦点の標準レンズであることは揺るがないので、テーブルフォトと考えると、60mmになってしまうAF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gでは、ちょっと扱いづらい。だからこそ、標準マクロレンズを探したわけです。
GR IIIがとても使いやすかった理由、私にとっては28mmという画角とマクロ機能でした。クロップ機能で擬似50mmにもできたんですがほぼ使っていませんでした。マクロ機能で最大で6cmまで寄れていたので、それはそれで50mmみたいなものというか…。広角すぎてテーブルフォトには向かないということもありませんでした。

6cmしか寄れていなかったのに、満足していた…?
あれ?身長5cmくらいのフィギュアを撮るのに、等倍マクロが必要なのか?
そこまで寄って撮ったら、もはや自分がどこにいるのかの記録としては機能しません。私が持ち出した先で撮りたいものに必要なのは、本当にマクロレンズなんだろうか?
マクロレンズじゃなくちゃいけない理由がないことに気づいたときにわいてきたのが、クローズアップレンズでした。
クローズアップレンズをつけたら、写る範囲は変わりますよね?
理想的な50mmよりも若干広角寄りのNIKKOR Z DX 24mm f/1.7は、幡野広志さんが簡単と言った35mm(35mm換算で)です。


ここに、4倍のクローズアップレンズをつけたら、望遠側に寄っていくので、50mmくらいの感じになるのでは?擬似的なクロップ機能みたいなものなのでは?と思い立ちました。
クローズアップレンズをつけても、レンズの焦点距離(=35mm)そのものは変化しません。ですが、被写体との距離がぐっと短くなるために、実質的に写る範囲(=見かけの画角)は狭くなります。
つまり:35mmという焦点距離のままですが、ピントが合う最短距離が短くなることで、結果的に「より拡大された」「トリミングされたような」画になります。
chatGPT 「4倍のクローズアップレンズを、35mmの単焦点レンズにつけたら、画角は変わりますか?」
50mmくらいの感じかどうかを、どう数値で計算できるのかが全くわからないのですが…ケンコートキナさんのサイトにある「何センチまで寄れる?」の計算式で比べてみると
つまり、8cmプラスで寄れるようになるみたいです。
クローズアップレンズは近くにしかピントが合わないので、風景や街歩きのスナップ写真を撮る時は使えませんが、テーブルフォトのように狭い範囲で撮影する分には、十分理想的なレンズに変身してくれそうに思えてきました。
そもそもクローブアップレンズを持っていました
Z30に買い換えるとき、GRのマクロ機能をあきらめきれなかったのですが、ひとまずクローズアップレンズがあるからいいかな、と思っていたことを突然思い出しました。そのためにNIKKOR Z DX 24mm f/1.7と一緒にステップアップリングも購入していました。手持ちのクローズアップレンズは、AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gに合わせて、52mm径なんです。



NIKKOR Z DX 24mm f/1.7の径は46mmです。
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7は軽いですし、マクロレンズをつけた状態よりはよっぽど持ち運びやすいです。なんだ、これでいいじゃないか。
…と、そんなことを考えていたら、なんと!なんと!なんと!Nikonから、NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7 が発売されるというアナウンスが!(つづく) 公式サイト



このタイミングでくるの?

