47歳、子宮内膜異型増殖症【4】発見と自覚症状

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はじめに

このブログに記録用として記載する内容は、あくまでも私個人の経験です。参考になる部分もいくつかはあるかもしれませんが、気がかりなことはかかりつけの病院でご確認ください。あなたと私は違います。

自覚症状と、発見に至った経過を振り返ってみたいと思います。

目次

自覚症状

直近の子宮体がん検査以降で考えた時、自覚症状はまったくありませんでした。大量の出血すらありませんでした。半年に1回くらいどっとくることもありましたが1日程度、普段は心配になるくらい少ない出血量でした。少ないなりに定期的にはくるので生理なのかなぁと認識していました。放置していていいのか?という不安はあり、受診もしていましたが、生理ではない=不正出血である、と診断された記憶はありません。

たぶん、医師でも判断は難しいのでしょう。最終的に、体がんの検査結果が「CLASS IIIa 疑陽性」と判定されたタイミングで不正出血です、と言われました。

生理周期にあわせた頭痛はあったんですが、耐え難い生理痛もありませんでした。なんとなく痛気持ち悪いくらいはありましたが、朝にロキソニンを1回飲めば、その日1日問題なく過ごせる程度でした。

なので、こうして手術を待つ今も、心配でいっぱいの心以外、肉体的にはいたって元気です。

なりやすい素因はもっていた

子宮体がんになりやすい人、と検索するとでてくる素因

出産したことがない未経産婦、閉経の遅い女性、肥満、月経不順(無排卵性月経周期)や多嚢胞性卵巣症候群の女性、卵胞ホルモン製剤だけのホルモン療法を受けている方

https://www.wakayama-med.ac.jp/med/sanfujinka/contents/fujinka/taigan.php

この中の、未経産婦、多嚢胞性卵巣症候群、肥満(168cm 74kg)、に該当しました。

以前の、子宮体がん検査の受診歴

今回の診断の前に受けた子宮体がん検査は、3回。

  • 2018年 Class II 陰性
  • 2021年 Class I 陰性
  • 2022年 Class II 陰性

3回中2回は、「CLASS II 陰性」判定でした。内膜が厚かったことで体がん検査になった記憶もあります。防ぎようはあったのでしょうか…。

ちなみに、子宮頸がん検査は、以下のとおりでした。

  • 2021年 NILM
  • 2022年 ASC-US
  • 2023年 NILM

乳がん検診のついで

発見のきっかけは、乳がん検診のついでに子宮頸がん検診を受け、ついでに超音波検査をお願いしたことでした。乳がん健診は健診センターで受けていたので一緒に受診が可能でした。

本来であればこの数ヶ月前に、子宮体がんの検査を受けるように進言されていたのですが、あまりの嫌さでスルーしました…。スルーしていても気にはなっていました。なので、超音波で内部を見れば安心できるかな、と思ったんです。

正直なところ、子宮より卵巣の状態の方が気になっていました。予約のタイミングで、左下腹部にちくちく痛みを感じていたし、卵巣の腫れを度々指摘されてましたし、卵巣嚢腫の疑いがあると言われたこともありました。

内診で内膜の厚さを指摘される

超音波で見た先生から「生理の量多くて大変じゃないですか?」と聞かれましたが「いえむしろ、すごく少ないです」と答えたら、「そうですか…」と。

診察室に戻ってから、内膜の厚さが気になると、体がん検査を受けるよう勧められました。

卵巣の腫れが気になっていた私はそちらも聞いてみましたが、腫れてはいますが自然に小さくなるタイプでしょうと。

乳がん健診が混み合っているため、結果が届くまでに2ヶ月くらいかかると会計時に言われましたが、子宮頸がんの結果は3週間くらいで先に届きました。

先生から届いてからでいいと言われていた検査結果がわざわざ別で送られてきた事実は、いやな予感を抱かせるには十分すぎて、イヤとか言ってる場合ではないと覚悟を決めざるをえませんでした。

通院していた地元のクリニックへ

体がん検査を受けに行かなかったことを指摘されたらいやだな…と思いながら、クリニックの門をたたきました。覚えていないのか、先生側もスルーしてくれたのか、とにかく健診結果を見ながらすぐ検査することに。

10日後。細胞診の検査結果はCLASS III a (疑陽性)でした。

疑陽性の説明も受けた気がしますが、手術が必要な状態にある、という風には理解していませんでした。

病理検査を行う必要があると説明されましたが、もっと痛い検査だとわかっていたので、受けたくない…とぼやいてしまいました。そうしたら、「2、3ヶ月後にもう一度体がん検査を受けるのでもいいけど…」と。程度の差はあれど、あの痛みを味わうのは決定事項じゃないか…。

その日はとても脱ぎにくい格好をしていたのと、いつもの生理的な不正出血があったので、日を改めるとして帰宅。

先延ばしにせず問題がないと確かめたい…でも痛いのやだな…でも…と悶々と考えてしまうのがあまりにもしんどくて、出血が止まってから(1週間後くらい)受けに行こうと思っていたのですが、耐えられず、週明け月曜日、出血もありましたが精密検査を受けに行きました。(多少の出血は問題ないと言われていました)

検査結果には、Endometrium with atypical glands と書かれていました。

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Google検索では、子宮内膜異型増殖症と出てきます。

なんで突然英語で書くのか…これもよく理解できなかった原因だと思うのでやめてほしい…。「疑陽性」も「偽陽性」って書いてあって。疑いじゃなくて、ニセなのかって思ってたし…。

紹介状を書きますと言われたものの、異型(=悪性)の内膜増殖症なのだという認識が、まったくありませんでした。少なくとも先生の口からはっきりと説明された記憶がありません。

とはいえ、大学病院の予約なんてそう簡単には取れないかもしれないと、家に帰ってすぐに予約を入れ、1週間後に予約ができました。

そして診断日の記録に続きます。

まとめ

こういう病気は特に、インターネットはあてにならない、という話を多く聞きます。正しい情報に当たれている保証がありませんし。私自身、最初に以下の記事を読んで、自分も自然に治るタイプでありますようにと祈っていました。異型であることを勝手に除外して考えていました。

細胞異型のない子宮内膜増殖症
60%が自然治癒するため、定期的な超音波検査や細胞診での経過観察で可能ですが、不正性器出血が続く場合はホルモン療法を実施します。

細胞異型のある子宮内膜異型増殖症
自然治癒は望みにくいため、手術や薬物療法などによる治療が必要です。
子宮全摘出術が一般的ですが、本人が妊娠を望んでいる場合は高用量の黄体ホルモン療法(MPA療法)と、検査と治療を兼ねた定期的な子宮内膜全面掻爬術(子宮内膜全面から組織を採取して顕微鏡で調べる手術)を実施します。

https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/endometrial_hyperplasia/
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この記事には、CLASS III =「異型」だと書かれていませんしね。

私の場合はかなり早期発見なのだろうし、知っていようといまいと事実は何も変わりません。でも大学病院に行く前にきちんと理解できていたら、もう少し冷静でいられたのではないかと思ってしまう。

こちらはわからないと理解して、きちんと説明してくれる医師が増えることを切に願います。

47歳、異型内膜増殖症の記事

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