考えたこと

文通村に入村してみてわかったこと

先日、半年間のお試し期間を終えて、1年間の更新を決めたので、ここで一旦学んだことをまとめてみようと思います。

出会いのきっかけと入村のきっかけ

私史上、第三次万年筆ブームの只中にあって、Instagramでフォローしている #万年筆 。ある日ふと目にとまったのが、「文通村」でした。

詳しいことは本家サイトへ譲りますが、とにかく匿名でできることと、月に2回しか届かないシステムに魅了されました。

魅了はされましたが、実際に入村するまでに、2年以上、間があります。やりたいけど、何かこう、突き動かすような、腰をあげるほどの、明確な理由がみつかりませんでした。

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これはもう、慎重さ@クリフトンストレングス(ストレングスファインダー) としか言いようがないんですけど。

大きく影響したのは、コロナ禍でした。

リアル友達はみんな子どもを抱えて忙しそうだったり、メールでやりとりするほどの急用もない。なんでもないメールをわざわざ出す、ということができませんでした。

旦那さんとしか会話のない生活の狭さに息苦しさを感じたときにはもう、すっかり得体の知れない危機感でいっぱいでした。

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これもひとつの、居場所@俺の図(幸福のブループリント) なのかもしれません。

とくに、オンラインなんちゃら、が当たり前になっていく中で、そのオンラインなんちゃらに強烈な拒絶反応を抱えた私の、匿名で生きることへの、羨望はすさまじかった。

完全なる「匿名で生きる」を疑似体験するために、えいやー!と飛び込んだのでした。

入村後のファーストステップ

まずやってみたことは、お手紙を出したいと思える村人さんを検索することでした。

オンラインで申し込んで決算を行えば、事務局からの書類を待つことなく、文通作業をスタートできます。

ひとまず、同年代に絞ってプロフィールを読んでいく。例えば、スポーツとか、音楽とか、明らかに趣味が合わない人はスルー。お手紙書きたい!欲しいです!みたいな積極性があるように見えた3名に、事務局から最初の手紙が届く前に送ってみました。

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待っているだけじゃなく、自分からもお手紙を書いて!と、事務局が呼びかけていたので、素直に従いました。そりゃそうだなと、思って。

実際に始めてみて、わかったこと

初めて事務局から届くお手紙には、原則「風船便」が入っています。

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初めての人を置いてけぼりにしない、画期的なシステムです。

書きたい人が見つからなくても、書くことができる。
最初から、手紙を受け取ることができる。

私の場合は、最初に2通同封されていました。ものは試しと、自分からも1通書いてみました。

救世主:風船便

文通村に入村してみて、一番感動したことは、「風船便」による出会いです。おそらくは事務局さんが、プロフィールなどを見て、マッチングしてくださっているのだろうと思います。

完全に、神の采配的なものです。それゆえなのか、少なくとも私にとっては、文通村を更新する理由のひとつになる、出会いをもたらしてくれました。

誰が受け取るかわからないからこそ、風船便を出すときは、ちょっと慎重になります。誰が受け取ってもいいような内容とか、気遣いとか、そういう優しさを詰め込める人が書くんだろうなと感じました。

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今のところ、文通相手が適度にいるので、私自身、風船便は最初の1通しか書いていません。書いてないけど、更新したし、また出してみようかなぁ。

返事を期待すると、神経はすり減る

月に2回しか届かないのは、文通村のウリです。

手紙を受け取ったら、すぐに返事をしなくちゃ!と思ってしまう私みたいなタイプは、その速度で、たぶん相手に圧をかけてしまう。でも、文通村なら頻度はコントロールされているので、さほど大きな圧にはならない、はずです。

それゆえに、半年でやりとりが2往復くらいになってしまう相手も、少なからずいました。

書く書かないは自由なので、返事が来ないことに意識が向いてしまうと、イライラしたり、ハラハラしたり、落ち着かなくなります。

返事がこないと寂しいです。寂しいけど、それを相手にぶつける理由はありません。寂しいと感じているのは、私の勝手です。私は、書きたくて書いている。それは当然、相手も同じです。

寂しいと感じている私のことも、書かない相手のことも、受けとめることを学びました。

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自分だって返事出さない相手いるんだしね。

人間は共感がほしい。私もほしい。

実は、最初の一歩で自分から手紙を送った相手とは、あまり会話がはずみませんでした。

理由は簡単で、私に興味を示してくださらなかったから、です。私が質問したことに、返答はくれます。でもそれで終わっちゃう。確かに、手紙を出したのは私だし、相手が私に興味を示さなかったとしても仕方ない。仕方ないけどさ…。会話を続けようとしてくれないのは、なぜなの…あんな積極的なプロフィール書いといて…と悶々。

そのうち、自分に興味を示さない人と、なぜこんなにも心を痛めながら文通をしているのか…と考えはじめてしまったら、手が止まりました。それでもひねくり出して、数回続けたのち、手紙を返すのをやめた人もいます。

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木坂さんも言っていました。「人間は、共感を寄せて欲しい生き物なんだ」と。

これ以上は続けられないと、相手にきちんと断りを入れることも考えましたが、それでさらに面倒になることは避けたかった。なので、開き直ることにしました。それは匿名性の守られた、この「文通村」システムの恩恵です。

実生活で交わることはないので、どう思われようとも、気にしないと思うことにしました。返事を返さないやなやつだと、仮に敵意?を向けられたとしても、それは甘んじて受け止めます(そして流します)。

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この一件をうけて、つくづく、自分は、自分のことがわからないんだなって実感させられました。文通村に限らず、自分から積極的に選んだ人って、結構な確率で合わないことが多くて、凹みます…。

それでも更新した理由

更新するのをためらってしまうほど、「合わない人とつながる恐怖」は大きかったですが、心から楽しく文通できているお相手は数人いました。それでも、何かもう一つ、更新に踏み切れない時期が続きました。

新しくお手紙を出したいと思える人を見つけていましたが、迫る更新時期をを前に、お手紙を出す勇気を持てず、断念していました。

そんなとき、ご新規の方からお手紙が届きました。奇しくも、更新のお知らせが同封されてきた回でした。

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それまでほとんどご新規さんなかったのに!

さらにそのうちの一人は、先に書いた、お手紙を断念した方だったのです。なんか聞き覚えのあるペンネームだなと思いつつ、あの人だ!と思いいたった時の興奮は、忘れられません。

半年と1年とで迷いましたが、半年の短さを体験していたので、1年間を選びました。

入村を迷っている方へ

やってみたらいい。と、断言したいです。

文通してみたいって思うくらいだから、何かしらそこに理想があるんだと思うんです。やってみないと、その理想の叶う場所が、ここかどうかはわかりません。

自分で相手に自分のプライベートを明かさない限り、匿名性は守られています。物理的な怖いことは起こりようがありません。仮に変な人に出会ったとしても、返事を出さなければいいだけの話です。

3ヶ月より、6ヶ月のお試しを

お試し価格でできるのは、3ヶ月と6ヶ月です。私は、6ヶ月をおすすめします。

文通村でのやりとりを空想し、妄想し、散々さ夢見て入村したので、最初のうちは、「思ってたのとちがーう!」って、たくさんがっかりしました。

もしお試し期間を3ヶ月にしていたら、そのままやめていたと思います。「文通って楽しいな」を味わう前に期限が切れてしまう。最大で3回しか相手とやりとりできませんし。

6ヶ月なら、続けたいと判断できるに十分な経験ができていると思います。

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短い期間でしかお試しを作っていないのも、すごくよいシステムだなと思う。合わないと思っていても、せっかく申し込んだしってイヤイヤ続けてしまう人を出さずに済むし。

追伸

それにしても、7月の退会者多かったな…。私も退会していたら同じく7月だったんですが、それだけ、2021年1月か3月に入村した人が多かったということなのでしょうか。

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退会する方のお名前は、お手紙と一緒にくるお知らせに書かれています。

コロナ禍が2020年を越したことで、先の見えない不安の深まりを感じた人が多かったのかなと思いました。お試し価格で3ヶ月なり6ヶ月してみて、終わる判断をした人が多かったんだろうと。

自分次第でできることもありますが、相手あっての文通ですので、楽しもうとしても限界はあります。実際私もそうですし。

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そう考えると、続けようと思える人と出会えた私は、本当にラッキーだったなぁ。